シリーズ展望
シリーズ展望
ボートレース丸亀の開設72周年記念「G1京極賞」が11月9日~14日まで開催される。9月のSGボートレースメモリアルから約2カ月、トップレーサーが再び丸亀に集結。秋のナイター水面で覇権を争う。
地元の香川支部からは森高一真、中田元泰、片岡雅裕、近江翔吾、中村晃朋、石丸海渡、竹田和哉が参戦。7人でV争いを盛り上げたいところだ。
地元エース格の片岡雅裕は丸亀記念8優出0V。G1四国地区選で5回(2014年、2016年、2018年、2020年、2021年)、G1丸亀周年で1回(2022年)、G2丸亀MB大賞で1回(2012年)、丸亀SGで1回(2024年)の優出をマークしているが、まだ地元記念タイトルを獲れていない。9月の丸亀SGボートレースメモリアルでは予選2位に入る活躍を見せ、準優で逃げを決めて優出を果たしたが、優勝戦2号艇で4着に終わる無念の結果だった。今度こそ頂点に立って地元ファンと歓喜を分かち合いたい。
森高一真は丸亀記念9優出2V。2011年と2019年に丸亀周年で優勝している。今回は5大会ぶり3回目の京極賞制覇をめざす戦いだ。9月の丸亀SGボートレースメモリアルでは準優3号艇で1コースを奪うなど気迫あふれる走りで地元ファンを沸かせた。丸亀周年でも森高の一挙手一投足から目が離せない。
香川支部はその他にも楽しみな選手がそろっている。中田元泰は丸亀記念3優出をマークしており、丸亀周年も2021年に優出した実績。近江翔吾は今年2月の丸亀G1四国地区選で優勝戦1号艇に乗るも2着に終わっただけに、雪辱を果たして地元G1初Vをつかみたい。中村晃朋は今年2月の四国地区選で丸亀G1初優出を飾っており、次に狙うは丸亀記念初タイトルのみ。石丸海渡は丸亀周年に過去4回出場して準優出2回をマークしており、今回こそ大会初優出を果たしたい。竹田和哉は5月の丸亀GWレースで優勝、8月の丸亀お盆レースで優出2着と近況当地で好走が続いているだけに見逃せない。
遠征勢では毒島誠(群馬)がV候補筆頭格か。言わずと知れたナイター巧者は当然ながら丸亀ナイターでも好成績。当地で2013年ボートレースメモリアル、2015年丸亀周年、2018年ボートレースメモリアル、2021年全国ボートレース甲子園を制しており、丸亀記念6優出4Vという抜群の実績だ。9月の丸亀SGボートレースメモリアルでは減点10も響いて予選49位とまさかの惨敗を喫しただけに、その雪辱も期して丸亀周年に乗り込んできそうだ。
池田浩二(愛知)も丸亀好相性。当地記念6優出2Vをマークしており、2003年グランドチャンピオン、2009年ボートレースメモリアルと2つのSGタイトルを手にしている。9月の丸亀SGボートレースメモリアルで優出6着の活躍を見せたのも記憶に新しいところ。今回もV争いのカギを握る存在となってくるのか。
峰竜太(佐賀)にとって丸亀は2017年のオーシャンカップでSG初Vを飾った水面。その後も2019年の丸亀周年で優出2着、2020年の丸亀周年で優勝、2021年の全国ボートレース甲子園で優出2着など当地で活躍が続いており、丸亀最近10節で7優出4Vという強さだ。9月の丸亀SGボートレースメモリアルでは予選を3位で通過するも、準優1号艇で2コースから3着に終わって優出を逃しておりリベンジに燃えていることだろう。
平本真之(愛知)も雪辱戦だ。9月の丸亀SGボートレースメモリアルで予選を3・3・2・1・2着でトップ通過。準優で1コース逃げを決めてポールポジションを手にした。しかし優勝戦1号艇で馬場貴也の3コースまくり差しに屈して無念の2着。節間オール3連対の活躍を見せながら優勝の二文字は手に入らなかった。平本は丸亀7優出0Vで意外にもまだ当地優勝歴なし。今度こそ頂点へ駆け上がりたい。
その他にも丸亀SGタイトルホルダーの吉田拡郎(岡山)や、丸亀周年歴代覇者の新田雄史(三重)、中田竜太(埼玉)、濱野谷憲吾(東京)、永井彪也(東京)など当地攻略に自信を持つ選手が多数参戦。また9月の徳山周年と10月の浜名湖周年で連続Vを飾った丸野一樹(滋賀)や、9月の桐生ヤングダービーを制した関浩哉(群馬)、10月の桐生周年で優勝した新開航(福岡)など近況好調な選手たちも注目だ。
(データはすべて10月13日現在。カッコ内の表記は支部)