性能検査のタイムが1位のモーター。初おろしは木山和幸が使用してピット離れからいい動きを披露し、節間4勝を挙げた。2節目は沢田昭宏が「今期の中では極上」とコメント。6コースからの白星を飾るなど全体に力強い印象だった。

初おろしのシリーズで山下和彦が優出2着。全体的に上位の舟足をキープしていたが、2節目に転覆。しかしこの転覆整備がプラスに働いて、転覆翌日から4日間オール舟券絡み。レース足が良く誰が乗っても楽しみな1基だ。

使用開始から2節連続優出。2節目の石倉洋行は事故率が高くスタートは控えめだったが、最後は2コースから差して優勝を飾った。石倉は出足の良さを武器に戦ったが、その次に使った鈴木孝明は展示タイムも出ておりバランス型の良機。

ターン回りが力強い。特にまわった後はグッと前に出る印象で、加速感がある。行き足も良くスリット付近も強めの印象で直近のシリーズでは大橋純一郎が5コースからまくり差しを決めるなど活躍。優勝戦は6着だったが終始いい動きを見せていた。

中村辰也が初おろしで使用して優出4着。2節目に使った野田昇吾は「全部の足がいい」と自身初のイン逃げを決めるなど4度の舟券絡みを見せた。前回使用者の石渡翔一郎はアクシデントがあったものの、直線の気配が良く余裕がある印象だった。

初おろしからずっといい動きを見せている。初回使用者の大平誉史明は予選で3連勝を決めて準優勝戦に進出。前回使用者の横澤は「自分のモーターと大橋選手（42号機）はいい」と評価していた。優勝戦も行き足の良さを活かしてきっちり逃げ切りV。

2節目に中辻崇人が「久々に仕上がった」と優勝戦の1号艇をゲット。結果は3着だったが、スタート後手を踏んだ状況から強力に伸び返した。次に使用した池田雄祐は「何もしてない」とノーハンマーで優勝戦まで進出。伸び型だったが気温が下がって出足も上昇した。ただ、プロペラが特殊でそのまま乗りこなせるかどうかがポイントに。

初おろしで出畑孝典が「エース機のポテンシャル」と2日目から8連勝で優勝。2節目の深川真二もすべての足を仕上げて優勝した。この時点でエース機候補筆頭に挙がったが、3節目の初戦で転覆。その後目立つ動きは見られず復活が期待される。

金子拓矢が初おろしのシリーズで優勝戦3着。あまり目立つ動きではなかったが、2節目に使用した鈴木裕隆は抜群のレース足を武器に活躍した。行き足が良くスリット付近も余裕ありだが、特徴は競り合いに強いことだ。

山谷央が使用した2節目は伸び足が強力。F2だったためその足を活かすことはできなかったが、戦った選手が「びっくりした」というほどの伸びで密かに注目したいモーターだ。3節目に使用した室田泰史はバランスが取れて好水準だった。