開設72周年記念 びわこ大賞
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レース展望

 ボートレースびわこの開設72周年記念「G1びわこ大賞」が9月12日~17日まで開催される。厳しい残暑が予想される9月の湖都に全国からトップレーサーが集結。熱い戦いを繰り広げる。

 地元の滋賀支部からは9人が参戦。守田俊介深井利寿君島秀三吉川喜継馬場貴也是澤孝宏丸野一樹木村仁紀松山将吾が登場だ。

 地元のエースはもちろん馬場貴也。びわこでは2020年のG1周年記念と2022年のG2秩父宮妃記念杯で優勝しており、当地3つ目の記念タイトルを狙う。今年の馬場はびわこを3節走り、1月の正月レースでは優勝したものの、4月のGWレースでは準優3着敗退、8月のお盆レースでは準優5着敗退と近況2節は結果を残せていない。カギになるのは1号艇だろう。GWレースでは初日ドリーム戦で1コースから5着に敗れて3連単9万円台の超高配当を献上し、お盆レースでも初日ドリーム戦で1コースから2着に敗れている。今回のびわこ周年も初日ドリーム戦1号艇に組まれており、きっちり勝ち切って流れをつかみたいところだ。

 守田俊介も楽しみだ。今年ここまで8優出5Vとさすがの成績。1月の徳山戦、2月のびわこ戦、3月の福岡戦、4月の大村戦、4月の三国戦と軽快に優勝を重ね、通算優勝回数を現役2位の123回まで伸ばしてきた。この勢いで記念戦線でも大暴れしたいところ。びわこ周年は2014年と2018年にV歴があり、6大会ぶり3回目の優勝を狙う。

 その他にも2019年びわこ周年覇者の丸野一樹や、8月のびわこお盆レースで優勝したばかりの是澤孝宏、前期勝率6.51で2期ぶりのA1級復帰を果たした深井利寿、2020年のびわこ周年で優出2着の実績がある君島秀三、今期10節走って5優出1Vと近況好リズムの吉川喜継、今年1コース1着率83%を誇る木村仁紀、今年G2優出2回をマークしている松山将吾と地元勢は楽しみなメンバーがそろう。優勝戦ピットを独占するような活躍に期待したい。

 遠征勢で注目はまず椎名豊(群馬)だ。昨年10月のびわこ周年で優勝。3・1・4・3・2・1・1・1着の快走で頂点に立った。椎名にとってこれが2021年の大村G2モーターボート誕生祭と2022年の尼崎SGオーシャンカップに続く3回目の記念制覇でG1は初Vだった。あれから約11カ月、大会2連覇とびわこ2節連続Vをめざして参戦する。近況の椎名は7月の大村SGオーシャンカップで優出3着、8月のG1芦屋周年で優出3着に入るなどリズム上々。びわこでも大暴れしそうな気配十分だ。

 昨年のびわこ周年優出メンバーからは2着だった篠崎元志(福岡)、3着だった平本真之(愛知)、5着だった船岡洋一郎(広島)も再登場する。篠崎は今年すでに5Vと近況好調。びわこ周年は2011年に優勝しており、13大会ぶりの奪還に期待が高まる。平本はびわこ記念最近4節で3優出をマーク。2021年のびわこ周年で優出6着、2023年の秩父宮妃記念杯で優勝、2023年のびわこ周年で優出3着と好走が続いているだけに目が離せない。船岡は6月以降に8節走って優勝3回と近況Vラッシュ中。侮れない存在となってきそうだ。

 その他にも2021年びわこ周年覇者の峰竜太(佐賀)、2017年びわこ周年覇者の片岡雅裕(香川)、6月の尼崎SGグランドチャンピオンで優勝した土屋智則(群馬)、昨年7月のびわこG2秩父宮妃記念杯で8連勝パーフェクトVを飾った藤原啓史朗(岡山)、びわこでは近畿地区選と秩父宮妃記念杯でV歴がある石野貴之(大阪)、昨年10月にびわこG3企業杯で優勝した石渡鉄兵(東京)、18年にG2びわこMB大賞で優勝している長田頼宗(東京)、6月の尼崎SGグランドチャンピオンで優出6着の西村拓也(大阪)、8月のびわこ一般戦で優勝したばかりの久田敏之(群馬)など遠征勢にも好メンバーがズラリ。また瓜生正義(福岡)、岡崎恭裕(福岡)、西山貴浩(福岡)、前田将太(福岡)ら強豪ぞろいの福岡支部勢や、白井英治(山口)と寺田祥(山口)の山口二枚看板らも楽しみだ。

(データはすべて8月25日現在。カッコ内の表記は支部)