SGボートレースメモリアル分析

SGボートレースメモリアル分析

支部別データ

SGボートレースメモリアルは各レース場から推薦された選手が出場する大会。そのため出場メンバーの分布は全国に比較的均等に分散する。よって勢力図も混沌としており、最近5大会の優勝者を見ると、19年は毒島誠(関東地区)、20年は寺田祥(中国地区)、21年は原田幸哉(九州地区)、22年は片岡雅裕(四国地区)、23年は馬場貴也(近畿地区)と、地区ごとに持ち回りになっているような状態だ。

4459 片岡 雅裕

2022年優勝
4459 片岡 雅裕(香川)

4262 馬場 貴也

2023年優勝
4262 馬場 貴也(滋賀)

支部別で見ると、近年最も活躍が光るのは山口支部。14年に白井英治、17年と20年に寺田祥が優勝するなど、メモリアル最近10大会で9優出3Vをマークしている。山口支部は徳山と下関から計4人が推薦で出場できるため、そのアドバンテージを存分に生かしている格好だ。

3897 白井 英治

3897 白井 英治(山口)

3942 寺田 祥

3942 寺田 祥(山口)

それに続くのは静岡支部と愛知支部。静岡はメモリアル最近10大会のうち7大会で優出者を出す活躍ぶり。愛知も最近10大会でのべ7人が優出している。

逆に苦戦しているのは福岡支部。若松、芦屋、福岡から計6人が推薦で出場できるが、メモリアル最近10大会で3優出1Vにとどまっている。また東京支部も江戸川、平和島、多摩川から計6人が推薦出場するが、メモリアル最近10大会で3優出といまひとつ結果を残せていない。

順位 支部 優出 優勝
1 山口支部 9 3
2 静岡支部 7 1
2 愛知支部 7 0
4 香川支部 4 1
4 長崎支部 4 1
6 東京支部 3 0
6 三重支部 3 0
6 大阪支部 3 0
6 徳島支部 3 0
6 広島支部 3 0
6 福岡支部 3 1
12 群馬支部 2 2
12 滋賀支部 2 1
12 兵庫支部 2 0
12 佐賀支部 2 0
16 埼玉支部 1 0
16 福井支部 1 0
16 岡山支部 1 0
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選手別データ

選手別で見ると、メモリアル最近10大会で最も優出回数が多いのは白井英治で5回。最近10大会で8回出場して5回優出しており、優出率63%という驚異の数字を誇る。

3897 白井 英治

3897 白井 英治(山口)

2位は菊地孝平で4回。最近10大会で9回出場して4優出をマークしている。16年の桐生大会で優勝したのをはじめ、19年の大村大会で優出2着、20年の下関大会では節間オール3連対で優出2着、22年の浜名湖大会でも節間オール3連対で優出3着と好走を連発。メモリアル最近10大会での勝率は8.34で堂々1位だ。

3960 菊地 孝平

3960 菊地孝平(静岡)

逆にメモリアル相性がいまひとつの選手もいる。松井繁はメモリアル最近10大会で9回出場して優出ゼロ。瓜生正義もメモリアル最近10大会で8回出場して優出ゼロと近年は苦戦している。

真夏に行われるSGボートレースメモリアル。暑い時期の得意不得意がはっきり表れやすい大会といえるだろう。

ボートレースメモリアル最近10大会
大会勝率ランキング ※大会10走以上

順位 選手名 勝率 出走 優出 優勝
1 菊地 孝平 8.34 73 4 1
2 毒島  誠 8.33 88 2 2
3 白井 英治 8.32 66 5 1
4 峰  竜太 8.17 60 1 0
5 寺田  祥 8.04 72 3 2
5 原田 幸哉 8.04 67 2 1
7 中島 孝平 7.97 69 1 0
7 笠原  亮 7.97 32 1 0
9 池田 浩二 7.93 71 2 0
10 深谷 知博 7.92 25 1 0
11 石野 貴之 7.88 51 2 0
11 重成 一人 7.88 49 2 0
11 丸野 一樹 7.88 32 1 0
11 佐藤  翼 7.88 25 0 0
15 篠崎 元志 7.84 68 1 1
16 篠崎 仁志 7.78 76 1 0
17 大峯  豊 7.71 17 0 0
18 馬場 貴也 7.69 51 1 1
19 茅原 悠紀 7.67 70 1 0
20 赤坂 俊輔 7.65 17 0 0
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