まるがめ水面検証
まるがめ水面検証
コース別データ
丸亀の最近1年間の1コース1着率は56.7%。全国平均(55.1%)より1.6%高い。また1コースの2着率も19.5%あり、これは全国平均(18.0%)を1.5%上回る。すなわち丸亀の1コース2連対率は全国平均より3%以上も高い。1コースが大崩れしにくい水面といえるだろう。
その要因はセンターの攻めが効きづらいことにあるかもしれない。丸亀の3コース1着率は11.6%で全国平均(12.9%)より1%以上低く、4コース1着率も10.4%で全国平均(11.2%)より1%ほど低い。3・4コース合計の1着率は22.0%しかなく、これは全国24場のなかで徳山(17.3%)、大村(20.9%)、常滑(21.3%)、住之江(21.5%)、芦屋(21.5%)に次いで6番目に低い数字。全国屈指のセンター受難水面だ。
丸亀 コース別入着率(最近1年間)
集計期間:2023/7/1~2024/6/30
決まり手データ
丸亀は差し優勢の水面。差し出現率が14.9%もある。まくりより差しのほうが出現率が高い水面は、全国24場のなかでも平和島、津、三国、丸亀、児島、徳山の6場だけしかない。
丸亀で特に多いのは2コースからの差し切りだ。2コース差しの出現率は10.5%もあって全国トップクラス。全国平均(8.7%)より2%近くも高い。しかも追い風が吹いた時は2コース差しの出現率が12.8%までアップ。1コースから先マイした選手が追い風に押されて流れ、空いたブイ際を2コースから差し抜けるケースが一気に増えてくる。
丸亀 決まり手出現率(最近1年間)
集計期間:2023/7/1~2024/6/30
風向データ
ボートレース丸亀の競走水面は瀬戸内海に突き出た埠頭にある。水質は海水だ。風は海側から吹いてくることが多いためホーム向かい風になるケースが多めの傾向。最近1年間(23年7月~24年6月)では向かい風が10・12レース、追い風が6・10レースという内訳になっている。
1コースは風向によって1着率が大きく変わっており、向かい風時は54.7%まで下がり、追い風時は60.0%まで上がっている。海から吹き込む向かい風が強くなるにつれて1コースの信頼度はどんどん下がっていくと考えておいたほうがいいだろう。
4コースも風の影響が色濃い。向かい風時は1着率が12.0%あるが、追い風時は7.9%まで急落している。
また丸亀は海のレース場のため干満差があることも忘れてはならない。SGボートレースメモリアル開催時の満潮時刻は初日が18時18分、2日目が19時51分、3日目が21時05分、4日目が21時59分、5日目が22時39分、最終日が9時54分となっている。潮が上がっていく時間帯はホーム追い潮になるため、向かい風のときは潮と風がぶつかって水面が荒れる傾向だ。
丸亀 風向別コース別1着率(最近1年間)
集計期間:2023/7/1~2024/6/30